ゆめのきクリニック|文京区本郷 本郷三丁目 内科 発熱外来 漢方

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健康診断の項目と
基準値、結果の見方

健康診断の結果の見方を、人間ドック学会から発表されている判定区分をもとにご紹介いたします。

人間ドック学会ではこのようにABCDの判定をしています。

異常値があった場合でも、持病や内服薬の影響であったり前日の食事や活動の影響が残っていた可能性もあるので、いろいろな事情を考慮して判断する必要があります。

年齢、性別ももっと細かく考慮したほうがよい場合があり、そもそも個人差もあるため、以前のデータとの比較が有用です。

詳しく健康診断の結果について説明を聞きたい、結果から何をすればいいのか知りたいという方のご相談も受付けております。詳しくはこちらをご覧ください

身体計測

BMI値

A. 異常なし C. 要再検査・生活改善
体格指数 18.5~24.9 18.4以下(低体重)
25.0以上(肥満)

腹囲

A. 異常なし C. 要再検査・生活改善
男性 84.9以下 85.0以上
女性 89.9以下 90.0以上

血圧

高血圧・低血圧かを判断します。

A. 異常なし B. 軽度異常 C. 要再検査・生活改善 D. 要精密検査・治療
収縮期血圧 129以下 130~139 140~159 160以上
拡張期血圧 84以下 85~89 90~99 100以上

視力検査

A. 異常なし C. 要再検査・生活改善 D. 要精密検査・治療
1.0以上 0.7~0.9 0.6以下

聴力検査

低音と高音が聞こえるかを検査します。

A. 異常なし C. 要再検査・生活改善 D. 要精密検査・治療
1000Hz 30dB以下 35dB 40dB以上
4000Hz 30dB以下 35dB 40dB以上

血液検査

肝臓系検査

総たんぱく

血液中の総たんぱくの量を表します。

A. 異常なし B. 軽度異常 C. 要再検査・生活改善 D. 要精密検査・治療
6.0~6.4 6.5~8.0 8.1~9.0 5.9以下
9.1以上
アルブミン

数値が低い場合は、肝臓障害、栄養不足、ネフローゼ症候群などが疑われます。

A. 異常なし C. 要再検査・生活改善 D. 要精密検査・治療
4.0以上 3.6~3.9 3.5以下
AST(GOT)とALT(GPT)

両方の数値が場合は急性肝炎、慢性肝炎、脂肪肝、肝臓がん、アルコール性肝炎の疑いがあり、AST(GOT)のみが高い場合は心筋梗塞、筋肉疾患などが疑われます。

A. 異常なし B. 軽度異常 C. 要再検査・生活改善 D. 要精密検査・治療
AST(GOT) 30以下 31~35 36~50 51以上
ALT(GPT) 30以下 31~40 41~50 51以上
γ-GTP

数値が高い場合は、肝臓の病気が疑われます。

A. 異常なし B. 軽度異常 C. 要再検査・生活改善 D. 要精密検査・治療
50以下 51~80 81~100 101以上

腎臓系検査

クレアチニン

数値が高いと、腎臓機能の低下が疑われます。

A. 異常なし B. 軽度異常 C. 要再検査・生活改善 D. 要精密検査・治療
男性 1.00以下 1.01~1.09 1.10~1.29 1.30以上
女性 0.70以下 0.71~0.79 0.80~0.99 1.00以上
eGFR(推算糸球体濾過量)

数値が低いと、腎臓機能の低下が疑われます。

A. 異常なし C. 要再検査・生活改善 D. 要精密検査・治療
60.0以上 45.0~59.9 44.9以下

尿酸(UA)

高い数値の場合は高尿酸血症となり、痛風などの発作が起こりやすくなります。

A. 異常なし B. 軽度異常 C. 要再検査・生活改善 D. 要精密検査・治療
2.1~7.0 7.1~7.9 2.0以下
8.0~8.9
9.0以上

脂質系検査

HDLコレステロール

数値が低いと、脂質代謝異常、動脈硬化の疑いがあります。

A. 異常なし C. 要再検査・生活改善 D. 要精密検査・治療
40以上 35~39 34以下
LDLコレステロール

数値が高いと心筋梗塞や脳梗塞を起こす可能性が高くなります。

A. 異常なし B. 軽度異常 C. 要再検査・生活改善 D. 要精密検査・治療
60~119 120~139 140~179 59以下、
180以上
中性脂肪(TG)

数値が高いと動脈硬化を進行させます。
低いと、低βリポたんぱく血症、低栄養などが疑われます。

A. 異常なし B. 軽度異常 C. 要再検査・生活改善 D. 要精密検査・治療
30~149 150~299 300~499 29以下、
500以上

糖代謝系検査

血糖値

数値が高い場合は、糖尿病、膵臓がん、ホルモン異常が疑われます。

A. 異常なし B. 軽度異常 C. 要再検査・生活改善 D. 要精密検査・治療
99以下 100~109 110~125 126以上
HbA1c

血糖値と合わせて糖尿病の判定に使われる検査です。

A. 異常なし B. 軽度異常 C. 要再検査・生活改善 D. 要精密検査・治療
5.5以下 5.6~5.9 6.0~6.4 6.5以上

血球系検査

赤血球

赤血球の数が多すぎれば多血症、少なすぎれば貧血が疑われます。

A. 異常なし B. 軽度異常 C. 要再検査・生活改善 D. 要精密検査・治療
男性 400~539 540~599 360~399 ~359、600~
女性 360~489 490~549 330~359 ~329、550~
血色素(Hb)(ヘモグロビン)

減少している場合、鉄欠乏症貧血などが疑われます。

A. 異常なし B. 軽度異常 C. 要再検査・生活改善 D. 要精密検査・治療
男性 13.1~16.3 16.4~18.0 12.1~13.0 12.0以下、
18.1以上
女性 12.1~14.5 14.6~16.0 11.1~12.0 11.0以下、
16.1以上
白血球(WBC)

数値が高い場合は細菌感染症や身体のどこかに炎症・腫瘍にかかっている可能性があります。
反対に数値が低い場合はウィルス感染症、薬物アレルギー、再生不良性貧血などが疑われます。

A. 異常なし B. 軽度異常 C. 要再検査・生活改善 D. 要精密検査・治療
3.1~8.4 8.5~8.9 9.0~9.9 3.0以下、
10.0以上
血小板数(PLT)

数値が高い場合は血小板血症、鉄欠乏性貧血などが疑われ、低い場合は再生不良性貧血などの骨髄での生産の低下などが考えられます。

A. 異常なし B. 軽度異常 C. 要再検査・生活改善 D. 要精密検査・治療
14.5~32.9 12.3~14.4、
33.0~39.9
10.0~12.2 9.9以下、40.0以上

尿検査

糖尿病を判定する検査です。

A. 異常なし B. 軽度異常
(-) (±)以上

たんぱく

異常が出た場合、腎炎・糖尿病性腎症などが疑われます。

A. 異常なし B. 軽度異常 C. 要再検査・生活改善 D. 要精密検査・治療
(-) (±) (+) (2+)以上

潜血

異常が出た場合、腎臓や尿管・膀胱などの病気が疑われます。

A. 異常なし B. 軽度異常 C. 要再検査・生活改善 D. 要精密検査・治療
(-) (±) (+) (2+)以上

便検査

異常が出た場合、大腸ポリープ・大腸がん・痔などが疑われます。

A. 異常なし D. 要精密検査・治療
2回とも(-) 1回でも(+)