当院では保険適用の漢方薬の処方をしております。
漢方薬は効果が出るのに時間がかかる、服用がめんどう、などのイメージがあるかもしれませんが、必ずしもそうではありません。
たくさんの種類がありさまざまな症状に対応できます。
とくに冷え、喉のつかえ感、イライラ感、こむら返り、更年期の複数の症状などについては、漢方薬のほうが効果的な場合があります。
漢方薬を含めた東洋医学では、「心身一如」として心と身体は相互に関連し、影響し合うものであると考えます。
臓器と臓器も互いに影響しあい、それぞれの臓器と喜怒哀楽の感情は対応しているとされます。
そして身体には気・血・水という要素があり、これらの流れ・めぐり、バランスを整えることが大切。
さらに東洋医学の世界観では、自然のなかで四季の移ろいとともに生きる人間、というとらえ方をしています。
すべてのものは「陰」と「陽」という対極に分けることができ、相対的、相補的に関係しながら絶えず流動的に変化していくもの。
そのなかで体質に合った漢方薬をつかうことで自然治癒力を高め、はっきりした症状としてあらわれてくる以前の“未病”という段階で対応していくことで、大きな病気になるのを防ぐ。
西洋医学ではあまり言及されることのない、このような考え方はとても魅力的だと思います。
西洋医学との併用も可能です。どのような症状でもお気軽にご相談ください。